損保一般商品単位の勉強法

損保一般商品単位試験は、自動車保険単位・火災保険単位・傷害疾病保険単位の3つがあります。いずれもCBTというパソコンを使っての受験及び解答となります。

多くの方が損保一般基礎単位の際に、同様にCBTでの受験を経験しているので、操作などは特段問題にならないと思いますが、もし不安な方は損保協会の体験版をご確認ください。

商品単位は、パソコン上でテキストを確認しながら受験できるという点が特徴的です。

加えて、出題されやすい分野にもかなり偏りがあるので、試験においては特徴を踏まえた勉強をすれば、短期間でも効率的に合格することができます。

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損保一般商品単位試験で、学習前にまずは抑えておくポイントは次の通りです。

  • 出題されやすい分野はかなり偏っている
  • 合格点は7割でよい
  • ◯×問題がほとんどである
  • 語句選択問題も、実質的な選択肢は3択程度である
  • テキストを試験中に見ることが出来る

また、それぞれの単位の特徴として、以下も覚えておくと良いでしょう。

  • 自動車保険は、最も難しく、範囲も広い
  • 火災保険は、難易度は普通だが、範囲は広い
  • 傷害疾病保険は、難易度が低く、範囲も狭い

※自動車保険単位・火災保険単位・傷害疾病保険単位を同時に受験する場合には、自動車保険単位>火災保険単位>傷害疾病保険単位という順で準備した方が望ましいと言えます

まず、試験の特徴として最も重要なことは「試験中にテキストを見ることができる」ことです。
そのため、テキストで問題の正誤を正確に、かつ、高速に確認することができれば全く勉強しなくても満点に近い点数で受かることが可能とも言える訳です。

では、何も事前に勉強しなくても良いかというと、そうではありません。当たり前ですが、すべてをその場で調べるには、40分という試験時間ではほぼほぼ足りません。そのため事前に一定の対策が必要となるわけです。

また、試験としては、どの単位でも◯×問題がほとんどであるためほとんどの問題が、何もわからなくても半分くらいは正解できること、そして、合格には70%で良いこと、 加えて、出題されやすい分野が偏っていて、よく出る分野や問題は決まっていることも特徴としては重要です。

これらを踏まえると、以下のように学習するのが最も合格のために効率的な勉強だと思っています。

出題されやすい分野で、覚えやすい部分はテキストを見なくても答えが分かるよう事前に覚えてしまう

出題されやすい分野で、覚えにくい部分は、テキストのどの部分をみれば分かるかを事前に確認して、テキストでの調べ方や計算方法を練習しておく

・上記ができればそれ以外の部分はあてずっぽうで解答しておき、時間があればテキストを検索して答えを探しに行く

※テキスト検索のコツと勉強法ですが、問題を見た際に、目次の章の名前をみて、どの章に記載があるかがある程度わかるようになるよう、事前に問題演習を繰り返すことが効果的です。

とにもかくにも、事前に覚えた部分が増えれば増えるほど、わからない問題について試験中にテキストで調べる余裕が増えるので、点数があがりやすくなるということを理解しておきましょう。

また、すべてを覚えるほどではないが、問題演習をしながら、テキストでどのように探して行くか、どのような計算をするのかということについて事前練習をした方が良い部分もあります。具体的には、以下が出題頻度が高く覚えには多すぎるが、その場で対応するのは難易度が高めのため、事前にテキストを探す練習や計算の練習をした方が望ましい分野です。

自動車保険
・ナンバープレート見方(色、番号など)
・自動車保険の料率

火災保険
・構造級別の判定
・住宅総合保険の支払保険金
・地震保険の支払保険金
・地震保険保険料の計算

傷害疾病保険
・普通傷害保険金の計算

なお、このページの対策は最短で合格することだけを意識した勉強法です。
実際は、ギリギリを狙うのではなく、少し余裕をもって確実に合格するために範囲を増やしたいという人もいるでしょう。また、損保会社の総合職であり、人事評価のためにも満点を取りたいといった意識がある場合には、テキストをしっかり読み込んで、出題頻度が低い分野もしっかり勉強する必要があるでしょう。

しかし、短期合格をピンポイントで狙うなら、時間と勉強する場所を集中するだけで十分であり、そもそもテキストを見ながら受験もできるので試験までに勉強していないからと言って諦める必要はないということも覚えておきましょう。

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